7.04.2014

JLPT N1 Reading

次の文章を読んで、問いに答えなさい。


 テレビの料理番組など見てしっかり覚えたつもりが、うろ覚え(注1)なので材料や手順も実際とは違うらしく、最初の思惑(注2)とは違うものになることが多々あった。あるいは、料理の本を見ながらなのに、入れる調味料を間違えたりして、見本とは違う味になることもあった。ところが、それが好評を得て、このような本にまでなったのである。言いかえれば、私の料理は、( 1 )。

  
(注1) うろ覚え:不確かな記憶
(注2) 思惑:思っていること、考え


問い
( 1 )に入るのはどれですか。
1.ごくありふれたものばかりである
2.不評なものばかりである
3.覚えにくいものばかりである
4.失敗作ばかりなのである




 私は講演を頼まれたとき、自分の経験をよく話すのだが、その話が聞く側にとって魅力あるものだということが(2)わかれば、内に隠れていた体験や経験が次から次へとわき出てくるのである。その結果、講演のテーマと大幅にずれ、関係者を慌てさせることがよくある。


問い
 (2)わかればとあるが、だれがわかるのか。
1.話している自分
2.話を聞いている人
3.関係者
4.話している自分とそれを聞いている人



 (3)ゴロ寝ということばがある。そこから来たテレ寝という新語もある。要するに、サラリーマンが日曜日に、畳の上にごろりと寝そべり、片ひじついてテレビをなど見ている図である。金のない日本人の平均的安楽の図、といえよう。この場合も、仰向いていては天井が見えるだけで、やはりテレ寝にはなるまい。テレビ視聴という最低限の対社会的姿勢のためには、せめて片ひじつくくらいの努力は要るのである。


問い
(3)ゴロ寝とは何か。
1.テレ寝の新語
2.サラリーマンが日曜日にすること
3.寝そべってテレビなどを見ること
4.片ひじをつくこと






Answer


( 1 )に入るのはどれですか。
1.ごくありふれたものばかりである
2.不評なものばかりである
3.覚えにくいものばかりである
4.失敗作ばかりなのである



(2)わかればとあるが、だれがわかるのか。
1.話している自分
2.話を聞いている人
3.関係者
4.話している自分とそれを聞いている人



(3)ゴロ寝とは何か。
1.テレ寝の新語
2.サラリーマンが日曜日にすること
3.寝そべってテレビなどを見ること
4.片ひじをつくこと


出典:日本語総まとめN1読解